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続いてわん丈さん。かなり長めにまくらを。 圓丈師匠に弟子入りした理由とかいかにシブラクに出たかったかとか。 タツオさんへのアピールの仕方面白かったなー。そしてこないだ誰かも 言っていてはっとしたけど、タツオさんは「サンキュータツオ先生」 呼ばれるのか…(寄席文化では、落語家以外は先生ですか?) ちょっとびっくりするねー。 ただ、シブラクに出たかった話は、いろいろ言わなくていいことを いっぱい言っていた気がするよ。ほほほ。 個人的にはそこに結構内輪っぽさを感じてしまった。 本流の落語協会の人だからなのかなーってつい穿った思いで見てしまう。 無意識のうちにマジョリティー的な感触で話してしまうというか。 考え過ぎ、というかもはや偏見かもしれないけど。 普段、ネタおろしは師匠の、もう50年来のお客さんの前ぐらいでしか やらないのでこんな大勢の前でやるのは…みたいなことを言っていて、 多少オーバーにせよ、その話は興味深かったなぁ。 落語的な「ネタおろし」の意味とか、価値観とかがわかって。 落語のネタおろしってそういう感じなの…?そうなんだとすると、 そういう環境を知っている人にとってはこの「しゃべっちゃいなよ」の 企画の特別感ってより一層大きいんだろうなー。 (知らないと、たぶん有難味がちょっと薄れる) それにしてもめっちゃ喋るな!と思っていたら、今回の落語は 三題噺をつくってきたそうで、そんなに長いものは作れないから…と。 お題をTwitter上でお客さんから募ったそうで、抽選して3つ選んだ、と。 頑張ったねわん丈くん!と言われるかと思ったら、楽屋で先輩方に 苦笑されたと言っていたけど、そら、初登場のネタおろしの会で そういう手法とったらそうなるよと素人目にも…げっほんげほん。 まあ私が、三題噺の価値とかがよくわからないからっていうのも あるのかもしれないけれど。普段からわん丈さんを聞いているお客さんは もっとスペシャル感を楽しめるのかもしれないね。 三題噺は、落語で直接的に性的なもの入れているの初めて見たなー というのが率直な印象。あと短い三題噺は、なんか話の面白みというよりも、 くるぞくるぞーみたいな感覚を聞く側がもってしまうから 個人的にはなんかすごい軽いなーって思ってしまった。 もちろん軽いのがダメなわけではないけれど。 もっと長かったり即興性があったりすれば印象違うと思うし、 たぶん前後の流れのある寄席とかだとまた印象ちがうのだろうなと思う。 続いて神田京子さん。冒頭で彦いち師匠が話していた、 旦那様を釈台にした件について、少し釈明と補足を。 旦那様は詩人なんだなー検索したら夫婦の話がいろいろと。 素敵なご夫婦ね。 京子さんは日舞を習っていて、そこから民謡にも興味をもつように なったそうで、こないだ熊本にお仕事で行って、せっかくだからとそこで おてもやんを踊ったらしい。その民謡「おてもやん」を下敷きにした お話をつくりましたんで、聞いてくださいと。 これとてもよかったなーーー!熊本弁が喋れなくて、つい東北弁に なっていたけど(最近まとめて見たあまちゃんに影響されたらしい) おてもやんへの深い愛情と尊重の念を感じる講談にちゃんとなっていて。 これもう少し整えて熊本でやったら、たぶん超喜ばれると思う。 京子さんの喋り方のリズムの癖なのか、ちょっと平坦というか、 濃いのだけど単調、みたいな部分があってそこが少々引っかかったけど 言い慣れてリズムがよくなれば気持ちよく聞けるだろうなと思う。 最後におてもやんの歌詞がばばーっと入っていたけど、 あそこがもっと浮かなくなったら最高だなー。あれいいなー。 (歌詞を知っていれば多少浮いていても「はいはい、歌詞ね」って なるけどそうじゃないと「急になに!」ってなりそうという意味で。) そして!まさかの!講談のあとに「踊ります♪」って言って踊ってたー。 可愛らしい~。スペシャル感満載で、楽しかったなー! ああいうサービス精神最高だなーって思った。とても大好きになりました! もうおなかいっぱい!って思っていたけど続いて鯉八さん。 私は最近鯉八さんの見方がわかってきて、前以上に純粋に 落語を楽しめるようになってきたよ! (前はときどきそのスタイルの独自性に着目するだけみたいなとこあった) 今回のは割と聞き覚えのある感じだったり構造だったりして、 たぶん鯉八フォーマットの中での創作だったと思うのだけど、 だからこそその伝統芸能的感覚を楽しめたなーおもしろかったーーー。 フレーズの強さみたいなものと、最後のあっと驚く感じと両方あって、 終わった瞬間の「作品聞きました」という満足度がとても高い。 そして最後は彦いち師匠。落語はアメリカ、ワシントン州ポートランドから 帰ってくる飛行機の中での出来事をモチーフにした内容。 途中まではノンフィクションだったらしい。 みっちり40分ぐらいだったかなー。 そして終演。 一度明るくなったのち、再び最後に彦いち師匠とサンキュータツオさんが 登場して少しお喋りして終わり。 通常回は今回が最後で次回は創作らくご大賞を決める特別回だそうな。 行ってよかったな!たのしかった!
by nanana_nanana2
| 2017-10-19 20:51
| 外出の記録
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